こんにちは、茨城県日立市の着物・振袖専門店「カメブ呉服店」です。
本日は、クワイエット・ラグジュアリーとしての着物のご紹介です。
クワイエット・ラグジュアリー ファッション トレンド
クワイエット・ラグジュアリーが秋冬のトレンドとなっているようです。
クワイエット・ラグジュアリーとは、ブランドロゴや派手なデザイン性を排し、抑制された配色の基本的なアイテムでまとめ、上質な高級品であることが見て取れる。そのような「静かな」富裕スタイルをさすそうです。
元来、この種の装いの主な担い手は、経済的に余裕がある層で、それゆえ人目に立つことを避け、誇示的な態度から距離をとっていたそう。
それ故に、着る人の振る舞い方とセットになると無言のうちにステータスが伝わる。
トレンドなので、着る人の立ち振舞はさておき、ファッションの有り様が取り入れられているようです。
トレンドに合わせた安価な商品もたくさん販売されている様子。
高価や安価にかかわらず、クワイエット・ラグジュアリー的な装いは時代の雰囲気にも合っていると感じます。
戦争や自然災害に苦しむ人も多い世界で、地味な配色は、配慮を感じさせます。
そして、持続可能性が叫ばれる中、良い素材のものを長く使うというスタンスは、とても意義があると思いました。
着物を着ること
日常的に着る機会が少なくなってしまった着物ですが、着物を着ている人を見ると、いいな、素敵だなと思います。
それは、着物が、確かな素材であること、職人たちが手間暇をかけて作った品であるということを、日本人が暗黙のうちに理解しているからと考えます。
着る手間について、また立ち振舞いについても、なにも言わずとも理解しています。
着物を着ることは、まさにクワイエット・ラグジュアリーを体現しているといえるのではないでしょうか。
親の着物を子が着るなど、世代をまたいで着用される方が多いということも、持続可能性につながります。
このトレンドをきっかけに、着物を着る方が増えるとうれしいです。
カメブ呉服店では、着付教室も実施しています。
初めて着物に取り組む方、大歓迎です!