こんにちは、茨城県日立市の着物・振袖専門店「カメブ呉服店」です
本日は、結城紬についてのご紹介です
結城紬 工房見学
8月某日、当店社長が結城市へ赴きました
10月に予定している結城紬展の準備のためです
結城紬の歴史は古く、奈良時代まで遡ります
もともと茨城県結城市を中心とした鬼怒川流域は養蚕が盛んで、良質の繭がつくられていました
その一方で、農家の副業として、くず繭を利用して紬が織られました
その紬織物は、平安時代には「常陸あしぎぬ」、奈良時代には「常陸紬」とよばれ全国に名を馳せました
これが結城紬の前身で、その後、城主結城家の保護のもとで栄えたことから、結城紬の名前が定着しました
一反の結城紬が出来上がるまでには、約30工程もの手作業が必要ですが、糸紡ぎ、絣括り、地機(居座機)による織の3つの工程が、昭和31年に国の重要無形文化財の指定を受けました
さらに、平成22年にはユネスコの無形文化遺産に登録されています
糸紡ぎとは煮た繭を広げて真綿状にし、そこから指先を使って、撚りをかけないように、糸を引き出すことで、これが手紬糸です
絣括りは、経糸と緯糸の絣を括る部分に墨で印をつけ、その箇所を一つひとつ手で固く綿糸を結びます
そして、もっとも古い形の手織り機である地機(居座機)で織ります
当店社長も地機織りを体験!
工房にて結城紬を厳選買い付けしてまいりました
10月開催の結城紬展、お楽しみください♪
結城紬展 2024年10月11日(金)~13日(日)
茨城県が世界に誇る文化遺産、結城紬の展示会です
産地からの特別出品もあります
数量限定の超目玉規格品
・結城紬無地
・結城紬八寸名古屋帯
価格は店頭で!
茨城県出身の着物好きは是非もちたい結城紬の着物!
「茨城県出身だから結城紬を着る♪」
県外・海外へお出かけの際の一着に、ぜひ結城紬を!!